HPC専門の防音施工

HPC専門の防音工事とは、特殊な騒音源に対する適材適所の音響処置とマシン放熱や空調適合の要件を網羅した、大学、研究機関向け「特化型」の技術商材です。

 

専門性

一般的な防音工事と異なるのはまず音が特殊であること。耳障りな音質が定常的に鳴り響くことやその周波数分布が特徴的で、従来の防音手法では合致しない特殊性があります。さらに単に密閉しただけでは役に立たず、マシンの放熱、空調適合や部屋全体のエアフロー策定も重要となります。良好な全体結果を得るためには特殊音源に対する測定数値(dB)の「読み」や聴感判断、最新のHPCマシンに精通した知識経験も必須となり、静音ラックの導入で数多くの騒音解決を手掛けたSi R&Dが最も得意とする「特化専門カテゴリー」となります。

他には無いオンリーワンの技術と最新HPCマシンへの施工例を潤沢に用意しており、他社が戸惑うような未知の案件であっても全てを想定内で進めることができます。お客様それぞれに個別でのご提案を策定し、最大の導入成果へ至るよう尽力いたします。是非ご利用ください。

遮音壁

吸音材、遮音材、空気層を組み合わせた多層構造の防音壁は、案件ごとに最適設計を実施し、素材の選択や厚み、適材適所の策定を個別専用にて用意いたします。安易に既製部材を並べただけの安普請では十分な結果は得られません。

隙間コーキング

目地や部材を徹底して密閉します。1mmの隙間無く完全密閉することが大事。部材やパーツを取付しただけでは不完全。音の専門家ではない一般の内装業者によくある「防音ドアを取り付けました〜」的な施工では音漏れを正しく防止することは出来ず無駄な出費となりますので十分にご注意ください。

防音ドア

透過騒音を遮断する内部構造と、ドアの当たりをパッキンで密閉し特殊ノブで押さえ付ける音漏れ防止ドアを個別設計します。市販品には無い観音開きの防音ドアも設計可能です。(動画参照)

付帯任務

火防設備やエアフロー、空調適合、耐荷重など、大学や研究機関によくある独特の付帯条件を漏れなくサポートいたします。特化専門業である当社の優位性を余すことなく提供いたします。

事前調査、測定、検証

事前調査により問題個所を抽出し、ピンポイントで効率的な音響処置を施し、測定による効果検証を案件毎に実施します。聴感による診断、判断や腕利き職人の「技」も大事ですのでチーム構成は各専門家が結集した少数精鋭部隊となります。どこよりもだれよりも的確にシンプルに、そして最大の導入効果へ至るよう尽力し、お客さまとの「目的達成」を共有いたします。是非ご利用ください。

Team Si R&D

主要メンバーは、静音ラック開発者、一級建築士、電気工事士、プロダクトデザイナー、敏腕職人の精鋭部隊。必要となる専門技術を各案件ごとに組み合わせ、極めて迅速に最善の結果を出すことを追求します。私たちのアイデアと技術パフォーマンスを是非ご利用ください。

 

 関田 泉 [ セキタイズミ ]  
株式会社エスアイ代表取締役
レコーディングエンジニア、スタジオ設計などを経て1999年から静音ラックの開発に従事。大学や研究機関などへ数多くの騒音解決を手掛け、密閉と放熱の技術を蓄積。HPCベンダーとのコミュニケーションや最新マシンの動向などに注力しています。

 

 小川一成 [ Ogawa Issey ]
イオデザイン一級建築士事務所 代表
大学卒業後、12年間旭化成(株)にて設計と商品開発に従事。企業の商品開発、プロダクツデザイン・インテリアデザイン・建築などを行う。

 

 池田真一郎 アーキテクトディレクター 建築管理、現場主任

 

 (株)スウィング 現地工事、内装施工のプロ集団

 

 (株)スウィング 現地工事、内装施工のプロ集団

 

 (株)スウィング 電気工事士

 

 

施工例

東京大学 工14号館 鈴木研究室さま

この動画では72→34dB(A)、減衰量-38dB(A)!を試聴することが出来ます。マシン正面1mでは80.7dB(A)。動画内の騒音計位置はドア前80cm、高さ1m。
仕切り壁があるにも関わらず隣室への音漏れが問題となっていたサーバー室。事前調査により問題個所を抽出し、ピンポイントで効率的な処置を施し、要求値までキッチリと下げる結果提供としました。8k〜10kHz付近で突出していたマシン特有のピークノイズもほぼ無音になっています。カメラのAGC(自動録音)をオフにして正確な音量差を収録。

東京理科大学 遠山研究室さま

 
部屋の中に専用ブースを造る「Room in Room」手法です。施工性の高いオフィスパーティションにスペシャルチューニングを加えた強化バージョン。天井付のボックス構造、高密度吸音材の充填、配線配管のシーリング、ドアの隙間を塞ぐパッキン、床や接合部の密閉度向上、密閉配線口の装備など。背面側の一部は既存壁に連結しています。空調適合や火防調査などもワンストップ対応。騒音減衰量は-21.2dB(A)。

横浜市 金属製品製造メーカーさま

 

 

 
サーバーラック3台分(116立法メートル/min)を補う大型防音ルームです。エアコンを用いない空冷方式と内部に設置された空調機のコンビネーションで運用するハイブリッドシステムで導入されました。通常期は省エネ空冷方式で、真夏の限界期や長期休暇での全体空調停止時などで専用のエアコンを用います。

横浜市みなとみらい 食品関連会社さま

 
専用空調を用いない空冷サーバー室です。静音ラックと同様に吸排気のシステムとサイレンサーを装備して完全なマシン冷却を実現します。

 

導入検討フルサポート

ご訪問によるお打ち合わせや各種技術解説を、それぞれのお客さまへ個別対応いたします。
 ■東京・関東方面:随時受付
 ■大阪・関西方面:年5〜6回程度の定期ご訪問

お客さまへご訪問

施工工事の概要説明、案件ごとの個別打ち合わせ、マシン調査や搬入経路の下見も対応します。

現地調査・騒音測定

現地の実態調査を行なうことで的確な結果予測が可能。騒音測定や疑似騒音での「音出しテスト」など、実体験によるデモンストレーションにも対応。音響の専門技術を解説いたします。

放熱診断

空調適合、熱溜り、部屋全体のエアフローなど、導入結果に影響する外的要因をもれなく診断します。

書類作成

寸法図、設置図、提案書など必要に応じて個別で作図します。

販売店さま向けメニュー

現地への同行営業や説明会、勉強会など、販売促進のためのコミュニケーションを用意しています。

 

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